Q.放送作家の仕事は、会社員と兼業できますか?

A.出来ます。私の作家グループのメンバーにも「兼業」を勧めています。作家に限らず、今の時代は稼ぎ口を複数持っておくことが必要。フリーランスは厳しい世界です。うちのグループには現役大学生もいて「就職か作家になるか、迷ってます!」みたいなことを相談されるのですが、就職できる可能性があるのに、わざわざそれを捨てる必要はありません。

そもそも「今日から作家になります!」と宣言したところで、すぐに名も無き個人に仕事が舞い込むことは有り得ない。会社員として一定の収入を確保した上で、空いた時間で作家の仕事を(出来る範囲で)やる。で、作家の収入で食えるようになってきた段階で、会社を辞めるなりすればいい。自由業はタイミングや運の要素が大きく、自分の思った通りには進むとは限りません。

自由業で良くないパターンは、「夢」にとらわれて現実を見失ってしまうことです。夢のために何年もバイトをして食いつなぐ。のちに叶えば美談ですが、叶わずに終わっていった人の話が日の目を浴びることはありません。「日々、食う金に困っている人間が、他人を笑わせることは出来ますか?」ということ。私も過去、食うに困るギリギリまでいった経験があります。

そういう時って不安しかないです。日々の生活を乗り切るだけで、精一杯。自由業は、サービス精神が必要な仕事でもあります。作家でいえば、台本を書く際に「もうちょっと(時間をかけて)膨らませてあげよう」とか「もうちょっと(ネタをくって)内容を濃くしよう」なんて思うシーンがあります。やはり、自分に余裕がないと他人にサービスしている場合では無いんです。

夢を叶えたいのならば、まずは収入(余裕)の確保を!

放送作家・細田哲也

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