Q.会議でよく使われる、業界用語を教えてください!

A.大昔の業界人のイメージといえば「チャンネェ」や「ギロッポン」のような逆さ言葉でしたが、実際に使っている人に出会ったことはありません。そもそも、会議の一番の目的は「伝えて共有すること」なので、そこにいる全員が理解できる言葉を選ぶことが大切です。

その上で、放送業界でよく使われている(他の言葉では置き換えづらい)「専門用語」をご紹介します。

「尺(しゃく)」…時間の長さのこと。「映像の尺は〜分〜秒」「ここで尺調整しよう」など、使う頻度はかなり高いです。

「おす・まく」…台本上21時20分までのゲストコーナーが、盛り上がりすぎて21時25分までいってしまうと「おす」。全然盛り上がらずに15分で終わってしまうと「まく」。ラジオであれば、後ろに流す曲(の長さ)で「尺調整」をしたりします。

「ワイプ」…これは、知っている人は多いですよね。画面の右下の四角い小窓です(右下とは限りません、技術的にはどこにでも出せます)。撮影したきたVTR素材を流す際に、スタジオのリアクションを「ワイプでぬく」などと言います。

「カットバック」…ワイプを使わずに、VTRとスタジオのリアクションを「切り替えて」見せること。もっと解りやすく言うと、ドラマで恋人同士が電話をしているシーン。両者を(左右)2分割で見せるのではなく、彼氏「もしもし」、彼女「どしたの?」と交互に画面を切り替えていく手法です。

「板付き」…もともとは舞台用語? 板(舞台)に立っている状態から始まる、という意味です。映像台本のほとんどが「〇〇さん、板付き」という1行から始まります。途中からゲストさんが入ってくるときは「△△さんフレームイン」や「登場」と書きます。

覚えておくと良いのは、これくらいですかね。普通の会話が出来るレベルであれば心配ありません。逆に、解らないときは聞けばいいんです「どういう意味ですか?」と、それもまたコミュニケーションになります。

放送作家・細田哲也

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