Q.放送作家は、儲かりますか?

A.儲かりません。私は22歳から18年間、この仕事しかしたことがないので他は知りませんが、確実にいえるのは「収入は常に不安定」。去年の帳簿を見てみても、2月の収入は3月の5分の1だったりと。毎月、決まったお金をいただける保証が無いのが放送作家です。

仕事1本につき、稼働1つにつき幾らという計算になるので。数をこなすほど儲かりますが、1本も無ければ0円。『ハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。』でも書きましたが、実際に私は30代半ばで月収14万円にまで落ちましたからね笑。メンタル辛っ!

今から10数年は、まだテレビもラジオも制作費に余裕があったので。私のような若手の作家でも番組に呼ばれ(会議で座っているだけで)、かなりのギャラをいただけていました。それなりやっていれば、仕事はバンバン入ってくるし、はっきり言ってあぶく銭。

今は、というと。若手作家だとテレビでも「ギャラ1本1〜2万円」の番組もあります(テレビは、やりたい人が多いので逆に安かったりもする)。月に何本やったら食えるの?って話になっちゃいます。これから作家を始める人は、収入面で苦労する覚悟をしてください。

若手を心配しているほど私の世代も実は余裕が無く、このまま制作費が縮小していき作家自体の単価が落ちれば、あら大変です。厳密にいうと、これまでテレビやラジオがメインだった広告費が、ネットにも分散され個々が小さくなっただけなのですが。それでも単価が落ちているのは事実。

私がこの仕事を始めた頃は、確かに「楽して儲かる仕事」でした、でも今は違う。その事実を受け入れることで、収入は再び上がり始めました。相手に「この人と一緒に仕事をしたい!」と思ってもらうことが第一、そのために出来ることは全てやる。儲けるには工夫と努力が必要です。

放送作家・細田哲也

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